「2014箱根駅伝」 往路雑感。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
と、新年最初の記事が箱根駅伝ですが、
昨年も書きましたし、仕方ないっすね。
駒澤、東洋の2強に
日体大、早稲田がどこまで迫れるかとされていた本戦ですが
穏やかな天候に恵まれ、上位陣は大きな波乱なく、
実力者をそろえた2強の争いとなりました。
結論から書くと、東洋大が設楽兄弟ラストランを最大限に生かして
往路を好記録で制しています。
本競争では、早稲田のエース大迫が事前エントリーから1区に入っており、
それを見て他のチームが戦略を練るという展開になりました。
結果的に、大迫は区間5位だったのだが、記録的には悪くなく
その走りに引っ張られる形で周りのチームの走りを引き出され、
今回の「ハイスピード駅伝」を形作ったといえるかもしれません。
大駒をさらした早稲田に対して、駒澤は大エース窪田を、
東洋は27分ランナーの設楽兄弟を事前エントリで補欠に回して様子見。
東洋は当日変更で3区に設楽悠を、5区に設楽啓を配置し
そしてこれが奏功しましたが、昨年のような強風のコンディションだったら
昨年の経験を生かしてともに区間賞を取った設楽悠太の3区、
設楽啓太の5区はなかったかもしれず、そういった意味で
王道にみえて、覚悟の東洋の往路作戦だったと思います。
設楽啓太の山登り自体、解説を聞く限りでは
適性はぱっと見疑問符だったようですし
しかし、素晴らしい快走を見せて、賭けに勝ちました。
いろんな要素がうまくかみ合った、見事な東洋の往路優勝でした。
明日は復路ですが、駒澤も例年復路が強いですし、どうなるか興味深いです。
とはいえ、昨年と同じく復路の予想など無粋なことはやめとこうと思います。
残念ながら今年も途中棄権が発生してしまいましたが
明日は願わくば、みな無事に走り切らんことを。