王座戦第4局の「後手玉の軌跡」がはんぱない。
伝説級の熱戦が続いている今期王座戦ですが、
第4局の感想をまとめる前にひとつ。
指し直し局の後手玉の動きがすごい。
画像は関係ないけど、なんかニコ生が随分ISDさん推しだったので。
ちょうど動きのある絵だったので、
羽生先生も、相当対局中に目まぐるしく動くと言われますが
太地先生もすっごい動くよ!
第2局でも後手玉の動きが注目されていましたが、
それを真似て、第4局指し直し局の激戦を物語る
後手玉の軌跡を、簡単にまとめてみました。
後手玉の軌跡
【最右端 34手目△3一玉】
【最左端 104手目△8三玉】
【最下端 124手目△4七玉】
【最終地点】
後手玉は3一から3六に動いたわけですが
8三を経由しているとかどういうことなの・・・という感じです。
盤面をほぼ横断した上で、ほぼ縦断するという。
本譜は128手、よって後手は64手駒を動かしたわけですが
うち1/4の16手を玉の移動に費やしている。
そして、そうでなければ、先手の追撃を振りほどけなかった。
王座戦第4局。冷静に考えれば、双方1分将棋の中、先手玉につめろがかかっている状況で、後手に連続で迫り続ける攻防を振り払うのに、打ち歩詰めの筋を見せるしかなかったってなんなの?神か。両方神か。
— 谷川二森 (@twinforest) 2013, 10月 8
そして後手玉は、3一にいたはずが8三まで回ってぐるっと盤面を左周りする要領で3六に。なんなのなの。
— 谷川二森 (@twinforest) 2013, 10月 8
まさに激闘でした。