高橋秀人さんの新聞記事(上毛・2)。
昨日に引き続き、元旦付上毛記事。
同日30面に掲載の分で上毛の分はおしまい。
その1はこちらです。
今この瞬間を頑張る
2012年は活躍の場を広げ、大きく成長した1年だった。それでも満足はしていない。
「周りからは順調にステップアップしているといわれるが、自分では間違いなく納得していない。パフォーマンスに波があり、年間を通じてきちんとチームの勝利に貢献できなかった。もっとできたはずだし、もっともっと成長できたはず。順風満帆だといわれるが、全然そんなことはない。毎日悔しい思いをして、もがき続けている。」
W杯最終予選やJ1など、ことしも厳しい戦いが待つ。
「ステージが上になればなるほど、責任感、背負うものは大きくなる。代表は国民の期待があるし、FC東京なら首都のチームとして上位に食い込まなければいけない。そういう重圧は毎年あるが、おととしよりも昨年、昨年よりもことしと、年々大きくなっている」
所属するFC東京は昨季、J1で10位に終わった。今季こそは、という思いがある。
「カップ戦は強いが、リーグ戦で力を発揮できない。大事な試合、大事な場面で勝ち切るチームは、勝者のメンタリティー、王者の風格がある。FC東京も僕自身も、それが足りない。チームとしても個人としても、その部分を養いたい」
来年のブラジルW杯に向け、代表ではボランチのポジション―を期待する声も多い。だが、高橋自身は冷静に現状を分析する。
「(代表のスタメンに)たどりつくまでには、まだまだやるべきことがある。認められるだけの能力を養わなくてはいけない」
2013年はさらなるステップアップが期待され、勝負の年となる。だが、あえて1年の目標は立てない。
「目の前の試合や練習、今この瞬間を頑張った積み重ねが、最終的に結果につながると思っているから」
朝日の記事はこちら。