二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




第2回将棋電王戦第3局 船江恒平五段−ツツカナ プレビュー。

明日は将棋電王戦第3局です。

もう「衝撃の1局」から1週間がたってしまいました。
正直、私はこのコンテンツに
ここまでの破壊力があるとは考えておらず、
「色物企画だけど将棋が盛り上がってくれたらいいよね」
くらいに思っていたのですが、今となっては
そんな自分をぶん殴りたい。グーでぶん殴ってやりたい。

今の私は、揺れに揺れています。
人間の負けを知った今では、この先に何があるのか
見たいような、見たくないような。
畏れながらも明日を待っている、そんな感じです。


そんな第3局のPV。

完全に慶太さんのPVじゃねえか!いい加減にしろ!

ということで、簡単に。

船江恒平五段について。

順位戦はC級1組、竜王戦は5組。
一昨年度にC級2組を全勝一期抜けし話題となったですが
井上慶太九段門下にはほかに稲葉陽六段、菅井竜也五段がおり、
みなここ数年で昇級に絡んでたり
棋戦優勝レベルの活躍があったりと
勢いを感じる一門となっております。


前列左から菅井、船江、井上、稲葉。いい写真だなあ。

棋風は居飛車の攻め将棋。
詰将棋の強さを生かし、最短距離で詰み筋に殺到することを
目指すとのことで、斬り合いを厭わない。

私は携帯中継された昨年末の棋聖戦二次予選
豊島七段戦くらいしか棋譜をみていないのですが
その対局も横歩取りの激戦から最後は
上部脱出を目指す後手玉を抑え込んで勝利。

「ふなえもん」と呼ばれ、
師匠のように人はよさそうですが棋風は激しい印象です。

対するツツカナは、コンピュータ将棋界では新鋭の部類ながら
思考ルーチンは極めて優秀で、
人間っぽい指し回しをすると評判のソフトです。

激指との角換わり戦を制した名局がこちら。

40分ありますが、解説を含めて見て損はないです。お強い。

第3局は船江五段先手で、
ソフトも旧バージョンが貸し出されており、
第1局と構図は似ているのですが、
第1局のように、先手が戦型を選べるかどうかはわかりません。

第1局、第2局ともに相居飛車となっているのですが
ひょっとすると第3局は後手CPUですし
後手が振ってくるかもしれないので。

そうなったら対抗形、居飛車で進むのなら
なんとなく横歩になるような気がします。
というか1戦目が角換わり、
2戦目が力戦形の左美濃と矢倉だったので
それ以外が見たい気がするってだけですがー。
(相掛かりって可能性もあるのかな?)

対局開始は午前10時から。
例のごとく、私は大幅に遅れて参戦です。