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二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




不自然エネルギー。

雑記 環境

デンマークの風力発電に関する取り組みについて。

デンマーク:化石燃料脱却へ、風力発電に傾注(毎日jp)

それはそれでいいんですが、本紙(3/18付)記事には
「日本は送電網遅れ低迷」という項がついてます。
これがなんというか、本末転倒。

(前略)
 政府は震災後、再生可能エネルギーの拡大を最重要施策の一つに掲げてきたが、太陽光などよりもコストが安く、最も拡大の余地が大きいとされる風力の伸びは海外に比べても鈍い。原発を推進してきた電力会社や政府が送電網の整備に消極的だったことが背景にあり、環境省経済産業省は13年度予算案に253億円を計上しててこ入れを図る。
(中略)
 拡大の壁となっているのが送電網の不足。風力発電に適した場所のほとんどは電力消費地の都市部から離れており、電力会社は積極的に送電線を整備してこなかった。
(後略)
 このほか、風力発電には風の変化により出力が不安定になるという問題があり、政府は変動を調節するための大型蓄電池の普及も進める。

というステロタイプ記事なんですが
そもそも再生可能エネルギーの拡大は
一極集中を可能にする「大規模発電長距離送電」という
原発システムの反省の名の下に
分散型エネルギーとセットに語られていたんじゃなかったっけ。

風力発電の普及低迷が電力消費地を結ぶ送電網の遅れにあるというのは
そもそも風力発電で期待されている方向性と異なると思うし
後述しているように不安定出力の問題もあって
電力消費地で求める電力の足しになりづらいから
逆に送電網が整備されてこなかった、と考えるのが自然だと思います。

風力に適した場所から、送電用の鉄塔を自然公園内に大量に立てて
電力を都市部に送るという構想は、
そもそも「自然なエネルギー」でしょうか?

またこれに付随して、環境アセスを取っ払えという指摘もありますが
その本末転倒もなんなの?と思います。

原発の再稼働に慎重を期す必要性がある一方で
再生可能エネルギーの爆発的普及」という
強迫観念的なポジティブディールについても
もう少し慎重に考えるべき要素が大いにあると思います。