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二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




第62期王将戦第5局 渡辺竜王、王将奪取。

将棋

コーヒーにフルーツは悪手(行方尚史

明日は早いので簡単に!

渡辺竜王が王将奪取に王手をかけて迎えた第5局、
後手・渡辺竜王の2手目に「8四歩」が復活。

佐藤王将はこれを受けて矢倉に構え、
居飛車の王道、相矢倉戦に。
雌雄を決するにふさわしい舞台が整いました。


棋譜こちら

佐藤王将は森下システム、からの佐藤流。
渡辺竜王は後手の急戦矢倉を志向せず、受けて立つ。

2日目の昼頃には終盤戦に突入、攻め合いとなりますが
渡辺竜王が余裕を残して寄せにかかり、
佐藤王将陣を文字通り粉砕、
後手矢倉で見事に勝ち切り、王将位を奪取しました。
20代の王将は羽生さん以来17年ぶりだそうです。

後手竜王が矢倉を志向し、勝ったというところに
竜王の矜持を感じます。
「合理性」とかいう言葉で片付けられてしまう竜王ですが
そのシニカルな言動の反面、
胸の内にはめちゃくちゃ熱いものを
抱えているのではなかろうか。

このまえのA級順位戦最終節で
郷田棋王の後手矢倉に跳ね返されたことが
逆に後手矢倉をもつきっかけになったのかもしれません。

竜王はこれで二冠。今年は朝日杯でも優勝していますし
挑戦中の棋王戦も十分狙える位置につけており、
飛躍、ならぬ、「飛竜の年」になるやもしれません。