二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




「嘲笑の自由落下」香川真司のハットトリック。

野試合と化した。(あいさつ)

ノーリッジ戦、MUFC4−0。
オールドトラフォードの歓声が心地よく。
ルーニーらのプレーを含めて、とにかく素晴らしい。

特に印象的だった2点目を拾い物.gifで。

ルーニーの単騎突破からきりかえして
時間差で走りこむ香川に優しい折り返し。
瞬間、手でインステップのフェイントを入れて
ディフェンスとキーパーをファーに飛ばせて
その実、歩幅で合わせただけのインサイドで
ニアに流し込む。

なぜか「嘲笑の自由落下」という言葉が
脳裏をよぎりました。

3点目の「ふぁさー」って感じのゴールも。

ドルトムントの時のプレーを思わせたという
コメントが多かったですが、
私はファーストタッチの思いのほかの速さと
キーパーを外したループの緩さの、
その時が止まった時のような意識の緩急差に
思わず見とれてしまった。

たぶんそれは2点目も同じで。
瞬間予測したスピードと、
実際の虚をつくスムーズさに
時が止まったかのような錯覚を覚えるような。

ちがうな。
時がとまったというか、
あまりに予測以上の滑らかさに
わかっていながらに吸い込まれてしまうような、
残酷さと美しさを伴う「自由落下」。

「嘲笑」というのはちょっと言い過ぎにしても
鮮やかで、ちょっと意地悪で、でも美しい。

そんなゴールのように思いました。

やっぱサッカーって、キレーだなあ。