二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




「第3回将棋電王戦」への道、はじまる。

ニコファーレ「第3回電王戦」開催のアナウンスと
それに連なる各種イベントの一部が発表されています。

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タノシソウダネ。

報道等でもすでに紹介されていますが、
個人メモとして簡単に概要をまとめておきます。

第3回将棋電王戦

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  • 2014.3-4開催 プロ棋士とコンピュータソフト5対5の団体戦
  • 参加プロ棋士の1人は屋敷伸之九段、他の4人は交渉中(ほぼ内定)
  • 第2回参加者より高段位、高実績の棋士を選考、ただしタイトルホルダーの参加はなし
  • 対戦ソフトは「将棋電王トーナメント」で決定、統一ハード(ドスパラPC)で稼働
  • 主催者が同じハード・ソフトでの練習対局の場を提供
  • 持ち時間、対局場所等は調整中、その他詳細は後日発表

電王戦タッグマッチ

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  • 2013.8.31 09:30開催 第2回電王戦棋士と対戦コンピュータがタッグを組んで対戦
  • 棋士はコンピュータの最善手を確認の上で指す
  • トーナメント形式、決勝までは1時間切れ負け、決勝は1時間消費後30秒将棋
  • 第1局及び第4局については森内名人が解説


将棋電王戦トーナメント

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  • 2013.11.2-4開催 第3回電王戦参加ソフトを決定するトーナメント
  • 主催者指定ハードで稼働
  • 予選リーグで決勝トーナメント出場12ソフトを決定
  • 決勝トーナメント上位1~5位のソフトは第3回将棋電王戦に出場
  • 「第3回将棋電王戦」には出場時のソフトおよびハードで出場
  • 予選リーグの持ち時間は15分消費後10秒、決勝トーナメントは2時間切れ負け

第3回電王戦というより、「電王戦シリーズ」の紹介といった感じでした。
スペック制限については、いろいろ意見があると思うけれど
個人的には「あり」です。

電王戦というよりも、各種棋戦が持ち時間や条件を含めて、
ある程度の縛りがあるものだから何もかも無制限にする必要はなく
興業としてバランスの取れるあたりを模索するのは常識的なところだと思います。
でもって、まあ妥当な縛りだと思うので。
これはもう「そういう棋戦」という認識です。

一方で、いろんな意見がでるのも仕方がないとも思います。
コンピュータはその人自身を写しだす鏡。
フェアとか美意識とかの判定は、それぞれの想いで異なる。
例えばハッシーみたいな人だっているし、屋敷さんみたいな人だっているでしょう。
それはそれでいいと思います。
だれもまだ、コンピュータとの付き合い方を
本当にわかっている人なんていない。

ただし、「戦う人のことを戦わないやつが嗤う」という図式はかんべんな。

まだ確定していないことも多く、
これからもいろいろあると思いますけど、
きっと私はまた、心を焼かれながらも見てしまうことでしょう。
それだけは確か。

蛇足

ちなみに、

これは群馬県の榛東村ってところにある榊原機械さんので間違いないと思う。

榛東はなかなかおもしろいところです。