読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




2014W杯アジア最終予選 日本代表-イラク代表 収穫と課題。

蹴球 代表

おかげさまで消化試合となったアジア最終予選イラク戦。
だからこそ、結果を残しつつ、
試すことも消化しておきたいところ。

f:id:nisin:20130612212150j:plain

メンバーを入れ替えて臨んだ試合で
無失点で乗り切り、勝利できたのはもちろんよいこと。
ただ、やっぱり課題と感じる部分もあったりして、
そのことについて簡単にメモしておこうと思います。


一つ思ったことは、このチームは
キリカエに特化し過ぎていないだろうか、ということでした。

この前のオーストラリア戦で、私は
「崩れないチームになった」と評しました。
ボールを失った時のポジション取りと
奪いに行くポイントが明確で、かつ、みんながハードワークするために
少なからず、カウンターの芽を摘んでいるということで
結果として攻守のバランスを維持している。

ただ、イラク戦では、そのスタンスは
裏目に出た気がします。単に対角を取るためのボールにも
フォロー潰しの動きを仕掛けるため、
単純に多人数が飛ばされるシーンが目立ったためです。

こういう時に、ブロックの位置を修正したり
あるいはプレッシャーをあえてかけずに
リトリートしてしまうという判断やタイミングがそろっていない。
だから、人数がそろっているのにスピードに乗った攻撃をくらう。
これは、オーストラリア戦などでもそうでしたが。

同じことは攻撃にも言えて、
みんなクレバーでボールも持てるから
その時の最善の選択をしようとするし、わりにできる。

けれど、最善の選択というのは、ともすればわかりやすい。
わかりやすくでも嫌であれば、相手には脅威なんですが
日本の場合は必ずしもそうではなくて、
単に相手に渡すだけになりがちな攻撃が多いと思います。

ゴリゴリこられた方が嫌な時でも
スマートに、可能性が高い方に行きがち。
7割くらいはそれでいいけれど、残りはランダム要素というか
管理されていないカオスがあってもいいと思う。
が、このチームはそれをできる限り排除しようとするようで。

結果として、理にかなっているけれど
強靭さを出すのに時間がかかる。
崩れないけれど抜け出すこともできない感じ。

そのなかで、数少ないカオス部分をつかさどる(?)
岡崎が得点を決めたのはよかったと思います。
というか、ゴール自体が体の内側に入ってきた
難しいタイミングのシュートだったですが、
あれは逆にきれいにミートポジションに入ってきたら
うまく行かなかったような気がして、なんというか素晴らしい。

ああいう投げっぱなしな、ダイナミックな攻防が
もっと出てくると、いい意味での振れ幅が生じるような気がします。
その振れ幅を、コンフェデで示すことができれば。

とかいってバランスが崩れたらそれで叩かれてしまうでしょうし
難しいですね。ただ、このチームはちょっとすでに
洗練され過ぎているような気がします。
良い意味でも、悪い意味でも。