二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




2014W杯アジア最終予選 日本代表-オーストラリア代表 ワールドカップ出場決定!

W杯予選は結果がすべて!

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というわけで、オーストラリアと引き分けて
5大会連続でのワールドカップ出場を決めました。
なにはともあれ、よかったー。

本田のゴールの瞬間、
窓の外から複数の叫び声が聞こえた。

ああ、ワールドカップ予選だなあ、と思いました。

厳しい試合でしたが、
パフォーマンスに比して得点が入らないという
ちょっとしたギャップが
これで吹き飛んでくれるといいなあ。

以下、雑多な感想。


日本代表のパフォーマンスは、基本的に悪くなかったと思いますが
いつもに比べて理より情が強い感じがしました。
フリーをリズムよく使うのではなく、難しい方難しい方を狙うというか。

ゲームの流れもそれを助長した。
加速するトランジッションは、
日本以上にオーストラリアが狙っていたところでしょうが
期せずして日本から仕掛ける形が増えていた。

結局、狭いエリアにボールが入るのだけれど
オーストラリアの長い脚に、ボール半個分、
いつも引っ掛かるという、そんな感じ。
もう一歩抜けたら、あと数メートルファーに行ったら、と。

その瞬間の「タメ」を粘り切れずに
ちょっとずつ歯車が狂っていくイメージ。
もちろん無意識のレベルで、焦りもあったと思う。

失点のシーンも、なんかそんな感じがした。
直前の栗原投入も、悪い目が出てしまったように思います。
ちょっとずつ粘り切れない。

ここのところ、そういう試合が目立ったために
見ている側もやきもきした部分があって、
だからザッケローニ監督への視線も自然と厳しいものになりがちだ。

ただ、今日の試合をみて思ったのは
日本代表は、崩れないチームになったということ。

ボールを取られた後のカバーと囲い込み、
それを可能にするオフェンス時のフォーメーション管理。
そしてそれを愚直に繰り返す。何度も何度も。

ちゃんとカウントしているわけではないですが
この代表は、自身の攻撃が切れた後に
相手の反撃を摘むタイプのターンオーバーが
歴代の代表と比べてもおそらくダントツに多い。

それがすぐにゴールにつながらなくとも、
ピンチを未然に防いでいる。
結果として、この代表は崩れない。

そのベースの部分の強さがあるから
ワールドカップ出場を勝ち取れたということは
忘れてはならないと思います。

もちろん「点を取られた時のオプションがー」とか
不満も尽きないのですけれど
そんなものは過去の代表にもなかった。

それでもそういう課題が目につくということは
ワールドカップ出場がゴールだった季節を過ぎて
再スタートラインになったということ。

それはそれでいいのだけれど、
だからこそ今は素直に喜びたいです。
日本代表の成長と、サポーターの成長と、
そしてこれからの可能性に対して。