第62回NHK杯 森内名人-藤井九段を振り返る。
次のエントリの準備として。
先日の名人戦第四局(初日・2日目)を見て、
1月に行われたNHK杯戦を振り返ってみたくなりましたので、いまさら。
この対戦では、森内名人先手で千日手となり
先後入れ替えて指し直し局で藤井矢倉。
森内名人が勝ちました。
まあ、詳しいことは次のエントリに書こうと思うのですが
第4局で森内名人がしようとしていたことのエッセンスは、
実はこの2つの対局にすでに現れていたというお話です。
千日手局
▲森内名人が3手目▲2五歩で形を決め、
角交換四間に組ませづらくするも
△藤井九段はかまわず角交換四間。
後手の手損が目立ち、KK4のいいところが
あまり出せませんでしたが
先手が決め損ねて千日手に。
指し直し局
▲藤井九段が藤井流早囲いの矢倉戦。
先手が作戦勝ちを築きますが、中盤で形勢を損ね、
後手が急所の八筋を突いて逆転。
これを見るに、
第4局の影の主役は藤井九段であったといわざるを得ない。
藤井せんせー「飛車の利きを社団法人」
あじあじ「はじめて聞きました〜」
http://t.co/XwhEachY2r
— 直江雨続 (@ametsugu_naoe) May 22, 2013
や、大盤解説会では真の主役だったようですが。
それと、あじあじまじ妖精。
◆ 蛇足