二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




ponanza+竜王+保木さん。

恋の藤井システム(意味深)


というわけで、「ponanza in 将棋倶楽部24」は最終回。



渡辺竜王と保木さんがご登場。というか、竜王城からの放送でした。


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竜王の読み筋とponanzaの読み筋を検討していたのが斬新。
山本さんもばしばし手がみえることもあって
すげー面白かったです。


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しょっぱなにケーキを食する竜王。


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コンピュータの手の違和感についても
「わからない」と言いつつ丁寧に解説。

竜王に対する質問としては、パソコンの活用法について。
メインは棋譜データベースの活用ですが、
棋譜ならべなど研究するときはほとんどパソコンでするとのこと。
盤でやると
「30手位前まで戻したときに
 歩の位置を間違えたりするしめんどい」から。

ただ、独特の評価値が感覚とずれをきたすので
ソフトを使った検討はしていないそうです。


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Bonanzaの保木さん登場。
「うちの山本がすみません」と山本さんに軽くかます。
楽しいお方だ。


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放送が一時中断して、竜王が

「っべー、中断中に・・・いや、なんでもない」

とか言いだし、荒ぶるコメント。

保木さんへの質問は、ボナンザ開発秘話等。
海外の研究員をしていた時に、研究以外の時間を持て余したとき
興味を持ったコンピュータチェスを将棋でできないかなー
とか思ったのが発端。

自分が将棋に詳しくないため、
「一からコンピュータにやらせっちゃおう」と思いつき
棋譜から学ばせるという「機械学習」を実現したとのお話。


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ちなみに、保木さんの棋力については
「このまえ6枚落ちの勝又先生に勝たしてもらいました」
とにこやかにおっしゃっておられた。

対局自体は、竜王がいらしてからは1勝1敗。
読み筋をコンピュータと棋士とで相互に検討するのは
とても刺激的でした。

最後に満足度調査。


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いや、この評価も納得。

下手な公式放送どころか、
有料のCS放送以上に刺激的でした。

ニコ生の一般ユーザー部門でも
ランキング1位を獲得していたそうで、
また似たようなことをやってほしいというか、
GPS将棋のイベントとあわせてシリーズ化希望ー。

誰か調整して公式化すべきですよこれー。