第2回将棋電王戦第5局 三浦弘行八段-GPS将棋 プレビュー。
ついに明日は第2回将棋電王戦最終局。
いちおう作ったまとめはこちら。
すでに「楽しみ」とか「怖い」とかいう感情はとうに超えて
もはや昂ぶってどうにもならないという、そんな状況です。
第1局では、若き棋士の才能のきらめきを、
第2局では、棋士と開発者の生きざまを、
第3局では、大局観と演算のデッドヒートを、
第4局では、駒が血糊に濡れるほどの執念を、
見せてもらいました。緩手・凡戦なんて一つもなかった。
よって第5局はこれにつきる。
「見せてもらおうか、A級棋士の実力とやらを」
第5局のPV。
毎回出来が突き抜けているが、まさかの高崎。
というわけで、三浦八段は群馬県高崎市出身の39歳。
というか、現在も在住。
「同級生だった」という方が身近におり、はっきり言ってご近所さんだ。
あったこともないけど。
矢内さんも上州将棋祭りで言ってましたが、
めっちゃ痩せましたね。
順位戦はA級、竜王戦は1組。(だったのだが先日降級が決定した。)
タイトルは棋聖1期、棋戦優勝は2回。
棋聖位は、羽生七冠から奪ったもので、
前期A級順位戦では羽生三冠から唯一勝ち星を奪い、
三冠のA級順位戦連勝記録を21で止めました。
(7勝2敗、羽生三冠に次ぐ2位で終了)
もっとも、羽生三冠には大きく負け越していますが
印象的なところで勝つイメージがあります。名人戦では負けましたがー。
スタイルは、居飛車の攻め将棋。
研究の鬼と言われ、一つの局面をかなり深いところまで掘り下げ読み込むので
大抵相手棋士が研究局面に突入されることを警戒して
先に手を変えることがしばしばという。
群馬出身のため、若いころから周りに手ごろな対局者がおらず
長手筋の詰将棋を読み込んで解くという練習を繰り返していたために
粘り強い終盤が持ち味。
それがよく出ていたのが、
先ほど言っていたA級順位戦の羽生三冠戦。
※ フラ盤の活用法はこちらを参考に。
終盤のガンカタを思わせる香を背負った玉の対峙がすげえ。
もっとも、終盤のもつれあいになったらそもそも厳しいので
あんまりそういう展開は望ましくないのかもです。
GPS将棋は、トライアルマッチでみせた
強さと脆さが記憶に残っています。
巨大クラスタを組むことによって
どれだけ強くなっているのか、そのあたりが怖いようで興味深い。
戦型予想ですが、正直よくわかりません。
定跡形に進むと思いますってことで、矢倉か角換わりを予想。
明日は今のところ外出の予定はありません。
じっくり観戦させていただこうと思います。
さて、フラ盤の準備でもしますかー。