二森日和。

将棋をみた感想。たまにサッカー。ごくまれに雑談。




第7期加古川青流戦 竹内雄悟四段-藤井聡太四段 一分の攻防、一筋の途。

「物語を疑え、そして紡げ」(あいさつ)若き棋士たちによる早指し棋戦、 加古川青流戦トーナメントの開幕局は、 藤井聡太四段の登場により、 これまでにない注目をあつめることになりました。四段昇段後、公式戦で負けがない藤井聡太四段。 その連勝数は、…

2016年4月「将棋クラスタが選ぶ月間名局賞」結果発表。

思いつきで始まった「ツイッターつかって月間名局大賞を選ぼう企画」。#将棋クラスタが選ぶ月間名局賞 #4月結果がでました。最終的に514票もの投票をいただき、ありがとうございました!#shogi pic.twitter.com/3vyDOmN1ig— 谷川二森 (@twinforest) May 8, 2…

2016年4月「将棋クラスタが選ぶ月間名局賞」はじめました。

ツイッターつかって月間名局大賞を選ぼう企画をやっております (5/8 00:50現在、投票は5/8 23:59まで) ※ 投票は終了しました。ありがとうございました。 #将棋クラスタが選ぶ月間名局賞 #4月上記タグで推薦の多かった上位4局を月間名局賞とし、さらにその…

第73期名人戦第4局 羽生善治名人-行方尚史八段 片隅にそっと歩を置く。

名人戦は既に終わってしまいましたが、 激戦の記録として「残しておきたい」、と思ったので。羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期将棋名人戦は第4局。 これまで後手番をそれぞれが制して羽生2勝、行方1勝で本局。先手番で羽生名人が突き放すのか。 そ…

第73期名人戦第3局 行方尚史八段-羽生善治名人 先よりも疾き後。

羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦は第3局。第1局を羽生名人が、第2局を行方八段が、 それぞれ後手番で勝ったことで、 この第3局がシリーズ全体の方向をきめそうな雰囲気。対局は5/7~5/8、島根県松江市「松江歴史館」。 力勝負だった第1局…

第86期棋聖戦挑決 豊島将之七段-佐藤天彦八段 頂点への渇望。

はてな記法忘れた(あいさつ)お久しぶりです。また時間があるときに ぽつぽつと書いていければと思います(書くとは言ってない)羽生棋聖への挑戦者を決定する第86期棋聖戦挑戦者決定戦は、 20代の棋士同士による対決。豊島七段と佐藤天八段となりました。 …

しばらく更新をお休みします。

まだ横歩もとってねえのに(あいさつ)電王戦は進行中、名人戦も始まろうというこの時期なのですが、 はてしない年度末進行により、いろいろ余裕がないようです。 いろいろ書きたいものはあるのですが、 かけていないもどかしさが続いています。そんなことも…

第3回電王戦第1局 菅井竜也五段-習甦 プレビュー。

明日から第3回将棋電王戦が始まります。 第1局は菅井竜也五段-習甦、場所は有明コロシアム。 先後は事前決定で、菅井五段の先手番です。画像のように強気な発言でも知られ、 「振り飛車宣言」をしている菅井五段がまずどこに振るのか。 前回唯一プロ棋士…

第72期A級順位戦最終局・第15譜 将棋界の一番ねむい日。

第72期A級順位戦の日程はすべて終了。 挑戦は羽生善治三冠、降級は屋敷伸之九段、谷川浩司九段。来期はB1から昇級の広瀬八段、阿久津八段を加えて行われます。 最終結果 【A級順位戦9回戦結果】 09行方尚史(6勝3敗) ○-● 05屋敷伸之(3勝6敗)横…

第72期A級順位戦最終局・第14譜 三浦九段、死闘を制す。

最後まで残っていた1局、 三浦-久保戦は、2時を超えて終局。手数は271手までのび、三浦九段が死闘を制しました。 「これが順位戦」という、凄まじい将棋でした...。全ての関係者の方々、視聴者の方々、お疲れ様でした。

第72期A級順位戦最終局・第13譜 相入玉?

0130の局面。お互いに決め手を欠いたまま、手は230手を突破。 ここにきて相入玉の可能性までささやかれました。 まだ終わる気配が見えません。

第72期A級順位戦最終局・第12譜 200手!

攻守交代して三浦九段が攻めています。敗けたら降級と思っている。命を削った死闘。 詰むや詰まざるや。大将棋は200手を超えました。

第72期A級順位戦最終局・第11譜 180手を超える激戦。

必死の食らいつきが実り、久保九段が逆転したといわれています。 詰ましにいきますが、しかしまだ詰みは見えず。一分将棋のデッドヒートは、 180手を超えてもまだ勝負の趨勢が見えていません。

第72期A級順位戦最終局・第10譜 最後の1局。

日付が変わって0:00頃の局面。 残るは1局、▲三浦九段-△久保九段だけになりました。 ゴキゲン中飛車対超速では、三浦九段が新手を出して 徐々にリードを広げたと思われましたが、久保九段が粘りに粘る。銀3枚で囲いを再生、先手よしとされていましたが ま…

第72期A級順位戦最終局・第9譜 佐藤九段、渡辺二冠を制す。

▲佐藤-△渡辺は、佐藤九段優勢で最終盤へ。それでも渡辺二冠が佐藤九段に幾重もの頓死筋をみせて迫る。しかし、佐藤九段はこれをかいくぐり、安全圏へ。 105手で渡辺二冠が投了し、佐藤九段が勝ちました。佐藤九段、渡辺二冠はともに5勝4敗。 勝ち越して今…

第72期A順位戦最終局・第8譜 谷川九段、最終局を勝利で飾る。

▲深浦-△谷川は、132手までで谷川九段の勝ち。深浦九段が最終盤で粘りましたが、 谷川九段が際どく受けて、 後手玉が上部に逃げだせる形を作りました。降級が決まっていた谷川九段、 最終局を勝ち、今期A級順位戦を2勝7敗で終えました。

第72期A級順位戦最終局・第7譜 羽生三冠、8勝1敗で名人挑戦。

角換わり腰掛銀となっていた▲郷田九段-△羽生三冠戦。先手の郷田九段が中盤で指しやすそうにみえましたが、 羽生三冠が後手陣を切り崩し、郷田九段を即詰みに討ち取りました。 以下、▲7九同玉△6九飛で詰んでいるとのこと。挑戦を決めていた羽生三冠は8勝…

第72期A級順位戦最終局・第6譜 佐藤九段が優勢を築く。

2300頃の局面。 ▲佐藤九段-△渡辺二冠は難解な序盤戦から、 渡辺二冠の角交換四間飛車という激レア展開となりましたが中盤のねじりあいを抜け出して、 佐藤康光九段が優勢を築いた模様です。

第72期A級順位戦最終局・第5譜 深浦九段のくいつき。

角道オープン型四間飛車で始まった▲深浦九段-△谷川九段の一戦は、 終盤谷川九段が大きくリードを奪ったようにみえましたが 深浦九段が後手陣に食いついて、難解な最終盤となっています。2300頃の状況、悩ましい歩。 激戦になっています。

第72期A級順位戦最終局・第4譜 22時30分頃の形勢。

ニコニコ生放送より 2230の局面

第72期A級順位戦最終局・第3譜 21時40分・22時00分頃の形勢。

ニコニコ生放送より 2140頃形勢判断 2200頃の形勢判断

第72期A級順位戦最終局・第2譜 戦形まとめ。

09時20分の状況 A級順位戦最終戦 0920の状況 羽生ー郷田 角換わり 佐藤ー渡辺 康光ワールド 深浦ー谷川 角道op四間飛車 行方ー屋敷 横歩取り△84飛 三浦ー久保 後手中飛車 ワールド半端ない、というか矢倉がないのが今年度を象徴してる気がする。— 谷川二森 (…

第72期A級順位戦最終局・第1譜 屋敷九段、降級決定す。

第72期A級順位戦は、3/7、静岡県静岡市で5局一斉対局。この「一番長い日」、最初に対局が終了したのは ▲行方八段(5勝3敗)-△屋敷九段(3勝5敗)戦でした。横歩取り△8四飛から後手飛車ぶつけと進み、 激しい変化の末に、73手で屋敷九段が投了。この…

「藤井矢倉」激増の理由 速攻矢倉の現在地。

2/27の第62期王座戦二次予選、藤井猛九段-北浜健介八段では 藤井九段がいわゆる「藤井矢倉」を採用、 打ち歩詰めの筋で後手の攻めを切らすという大熱戦の末、藤井九段が勝ちました。この事態に序盤クラスタ(の一部)が何やらざわついています。 もしかする…

「ゴキゲン中飛車超急戦」の最前線 都成新手を巡る攻防。

第39期棋王戦は、2/22、第2局が行われました。 あの渡辺棋王がゴキゲン中飛車を公式戦で3連採し、 対する三浦九段が超急戦を打診、渡辺棋王が受けて立つという展開で、「振ったああああああああ」 「超急戦だあああああああ」 などと一部で歓声が上がった…

第63期王将戦第3局 渡辺明王将-羽生善治三冠 魔術の条件。

なにやらご無沙汰しております。 今後も時折現れたり消えたりしますが、すみません。いまさらですが、王将戦第3局について。シリーズ中盤戦となる第63期王将戦第3局。 ただし渡辺王将の連勝で迎えているため 一気に終盤戦突入の可能性も秘めている、そんな…

第63期王将戦第2局 羽生善治三冠-渡辺明王将 対角線上の明と暗。

渡辺王将の先勝で始まった第63期王将戦は第2局。 1/23・24、栃木県大田原市「ホテル花月」で行われました。第1局は、渡辺王将が先手番で矢倉最新形を制しています。 第2局の先手は羽生三冠。 「番勝負の常道は先手番必勝」との言が 羽生、渡辺の両者に通…

第44期新人王戦記念対局 都成竜馬新人王-羽生善治三冠 神速のエアリアル。

新人王戦のエクストラステージとして恒例となっている 新人王とタイトル保持者による記念対局。 本年度は、奨励会三段として初めて新人王戦を制した都成竜馬新人王と 羽生善治王位・王座・棋聖の対局が組まれました。そしてこれがもの凄い将棋だったので、紹…

第63期王将戦第1局 渡辺明王将-羽生善治三冠 定跡の先の地平。

遅ればせながら。第63期王将戦は1/12・13、静岡県掛川市で開催。 前期初の王将位に就いた渡辺王将に、 王将リーグを無傷で駆け抜けた羽生三冠が挑む。年が改まって初めてのタイトル戦。今年最初の羽生-渡辺戦というだけでなく 二人の対戦成績が26勝26敗と、…

第39期棋王戦挑決第2局 永瀬拓矢六段-三浦弘行九段 自陣角のゆくえ。

王将戦第1局も始まっていますが、棋王戦挑決について。1/7は対局初めの日。 その日に大一番、棋王戦挑戦者決定戦第2局が組まれました。 三浦九段と永瀬六段、通算三度目の対局。 変則二番勝負のため、この局を制したほうが挑戦者となります。すでに、本棋…